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ワンポイント講座会計編①決算書を読みこなす~貸借対照表の見方~
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月次決算時、決算時に決算書の見方を教えてほしい、という要望を受けることがあります。
月次決算の際には、注目すべき点を書面で報告するようにしていますが、やはり決算書の内容については分かりずらい点が多いのではないかと思います。
決算書というとまずは、貸借対照表、損益計算書の2種類があげられます。
これに加えて最近ではキャッシュフロー計算書も加えられることがあります。

キャッシュフロー計算書を含めた3つの決算書はそれぞれが関連し、
会社の現在の状況を表しているといえます。
この3つの決算書を見るに当っては、決まった見方というものはありませんが、是非注目してほしい点、目安にしてほしい数値というものがあります。
貸借対照表の見方
貸借対照表の中で注目していただきたい点として、純資産比率と売上高に対する借入金残高の割合の2つを挙げます。
純資産はどれくらいあるべき?
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負債とは・・・買掛金、銀行借入等、他人から借りて調達した資金で
いずれ返済が必要なもの
純資産とは・・・株主等から払い込まれたお金と、過去の経営成績である
利益又は損失の累積金額の合計額で、返済する必要のない資金

全国平均は13.5%になっていますが、30%が目標
になります。この場合、貸借対照表の右側が以下のようになることが一つの目安になります。
1/3 買掛金、未払金等営業取引で発生する債務
1/3 長期借入金等の債務
1/3 純資産
ここから、さらに借入金を減らしていくと、1/3の借入金が純資産の部へ回っていき、純資産の部が2/3になってきます。
売上高に対する借入金残高の割合は?

返済が可能な借入残高は年間の売上高の25%程度(月商の3か月分)までということになります。
会社の利益率、減価償却費の額にもよりますが、借入残高がこの割合を超えてくると、借入返済のために借り入れを起こすということが必要になってきます。
ただし多くの会社ではこの数値を超えており、銀行とうまく付き合いながら会社運営を進めているのが実際のところです。
これらの指標を良くしていく上でのポイントは、最終的に以下の2点に絞られてくること
になります。
長年の利益の積み重ねとは、各期の税引後利益の蓄積のよる自己資本の充実です。
このためには、毎年税金を払って行く必要がありますが、
会社運営を長期的な視野で見ると、税引後利益の蓄積は必要不可欠です。
具体的には、在庫の処分、資金の回収・支払いの条件の決定、固定資産の売却・購入、
借入戦略等になります。社長の決断と実行によりこれらの項目は改善することが可能であり、
結果として、貸借対照表の構成を大きく変え、その改善に繋がります。
これらの対策をとることで、資金の巡りを改善し、他人資本を減らしていくことが貸借対照表の改善につながります。
もちろん、この2つの指標が全てではありませんが、
これらの指標を会社運営の一つの基準にしてみてはいかがでしょうか?



